統計検定準1級に合格しましたので勉強法を詳しく紹介します!
おめでとうございます!過去問ってやっぱり大事なのですか?ワークブックはどこまで勉強するのですか?
統計検定準1級受験者にとって色々な疑問があると思いますので、1つ1つ丁寧に解説していきます。
統計検定準1級の難易度
統計検定準1級の正しい難易度を把握しておくことは大事です。
ここでは統計検定1級と統計検定2級との難易度と比べてみます。
統計検定準1級と1級との違い
統計検定1級の方が統計検定準1級よりも高難易度であることは当然なのですが、試験範囲の広さは準1級の方が広範囲です。
なぜそんなことが起きるのですか?
統計検定準1級で広い統計的な知識を学び、統計検定1級で各分野を深めていくからです。
2023年の統計検定1級で不合格となっているので、統計検定1級の難しさは体感しています。やはりいきなり1級は難しかったようです笑
ということは統計検定準1級は範囲が広いけど、そんなに深い内容ではないということですかね?
1級が内容が深すぎるので感覚が麻痺しがちですが、準1級は1冊の本を深く読み込まないと合格できない程度には深い内容になります。
統計検定準1級は広く浅くの心構えではいけません!
統計検定2級に合格したら即購入すべき1冊です。
統計検定準1級と2級との違い
統計検定2級の勉強法は過去問を解けるようにするだけで十分(僕はこの勉強法で91点取れました!)
統計検定準1級の過去問よりもcbt試験の方が圧倒的に難しい
過去問があまり通用しない試験なのですね!
その通りです。統計検定2級との大きな違いは範囲が広すぎるために生じる過去問の通用しなささにあります。
統計検定2級は(3級と比べて)広く浅くですが、統計検定準1級は広く深くの気持ちで参考書選びを行いましょう!
統計検定準1級の参考書
統計検定2級に合格した後に購入すべき参考書を優先順位
①日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック
②データ解析のための数理統計入門
③日本統計学会公式認定 統計検定 準1級 公式問題集
過去問を最後にした理由は先ほど述べた通りです。
②はなぜリストアップしたのですか?
統計検定準1級のワークブックの行間を埋めるために役立つ本です。前半の確率分布の部分はもちろん、MCMCの箇所なども詳しく説明されており、最後の章には多変量解析もしっかりと載っている素晴らしい本です。
ワークブックをメインで勉強してください!このワークブックをどのように勉強するかで合格できるか決まります。
統計検定準1級のワークブックの解説
ワークブックは次のように学習すると効率的です
①例題と問いをノートに写し見直して理解できるノートに仕上げる
②過去問をすべて解く
③細部を追うように何度も読み返す
ワークブックの例題と問をブログで解説
ワークブックを購入してから掲載されている例題と問をすべて解きました。
32章もありますよね?頭がパンクしそうです。
僕もそうなると思って学習する順番を工夫しました。
統計検定準1級のスコアレポートによると次の4分野がバランス良く出題されている(と思う)ので4分野に分けて偏りがないように学習しました。
ワークブックの学習する順番
①確率と確率分布
②統計的推測
③多変量解析法
④種々の応用
4分野すべてブログの別記事にて全ての例題と問の解説をつけていますので参考にしてください!
ありがとうございます!これで4分野均等に学習することができますね!
統計検定準1級の過去問は記述問題は解かなくて大丈夫です!
統計検定準1級の最難関と言われる2021年度の試験も記述問題以外は学習すべきです!
記述問題は統計検定1級対策として残しておきましょう!
実際にcbt試験を受けて思った感想が、pbt試験の難易度よりも高いと思いました。
2021年度の試験よりも難しいのですか?
僕には本番の方が難しく感じました。参考に僕が過去問を解いた時の正解率を載せておきます。第2列が受験者全員のデータで第3列が僕の解いたデータです。
統計検定準1級の2021年度より前のpbt試験はワークブックの例題や問の数値が変わった問題がほとんどです。
ワークブックをそれなりに学習して本番のcbtでは正解率が66%でしたので、本番が難しいことが伝わってくだされば幸いです。
他のcbtのセットなら簡単かも知れませんね笑。単に難しいセットに遭ってしまっただけかも知れませんね笑
そうですね笑。その可能性は結構高いかも知れませんね笑
上の表にある例題集とは何ですか?過去問集に収録されていますか?あとワークブックに載っていないタイプの過去問ってどんな感じですか?
その疑問点については下記の別記事で詳しく解説していますので参考になさってください!
本番のcbtで遭遇することになる大量の初見問題に対処するために、ワークブックを読み込みましょう!過去問はワークブックに記載のない初見問題に対処できるか?!という観点で用いましょう!記述問題はcbtの難易度よりも高いので統計検定1級対策に残しておきましょう!
大学院や転職でも役に立つ統計検定準1級の勉強時間とcbt本番の様子
統計検定2級に合格してからちょうど1ヶ月後に統計検定準1級を受けました。
勉強時間は人それぞれですよね!得意分野や苦手分野がそれぞれ違うと思うので、苦手分野はデータ解析のための数理統計入門で勉強するのが良いです!
cbt本番では第1問から解けないという事態に陥りました。問題量が多く時間が少ないのでわからない問題は飛ばしていきましょう。また記述式ではないので消去法をしっかりと使いましょう。
確率分布周辺の問題がかなり難しかったです。どれくらいかというとアクチュアリー数学の確率分布と似たレベルに感じました。アク数の過去問を解いていたのですぐに対処できましたが正攻法では時間がかかっていただろうなと思います。
試験が終わったときは「多分合格はしているとは思うけど、統計検定1級に向けてしっかりと準備していかないとな」という心構えでした。
やはり統計検定1級と準1級とのギャップは物凄いですね!
それでも統計検定準1級は難しかったです。難しいからこそ合格したときの安堵感は心地よかったです。大学院で用いる方や転職のためなどで準1級を受験する方を心から応援しています!合格した方も僕と一緒に統計検定1級を目指して頑張っていきましょう!
統計検定1級の対策の順番はこちらから行うとスムーズです。