2024/3/21に統計検定2級を受験して優秀成績賞で合格することができました!統計検定3級から1週間をあけての挑戦となりました。
おめでとうございます!統計検定2級がcbtになって難しいという意見も聞きますので、コツなどを教えてくれたら嬉しいです。
了解しました!注意点なども含めてご紹介させていただきます。よろしくお願いします!
cbtの規約のため問題に関する細かい情報をお伝えすることができません。
本記事では統計検定2級に合格するための必要最低限の勉強をこなすために何をすべきか?を解説する内容になっております。
統計検定2級は過去問が1番大事な理由
統計検定2級は過去問で学習できる状態になれば確実に合格できる試験です。
統計検定2級の公式参考書が合格には不要な理由
統計検定2級の勉強の開始時に僕は公式の参考書を一読した後に過去問を解き始めました。
しかしこの方法は今思うと効率が悪かったと反省しています。
統計検定2級の公式の参考書をこなすことが非効率なのでしょうか?
統計検定2級の公式の参考書『改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎』は以下の点で合格するためには必須ではないと考えています。
統計検定2級の内容よりも高度なことが書かれているページが思ったよりも多い。
統計検定4級や統計検定3級では公式テキストはとても効率が良く、過去問を色々と購入するよりも1冊で仕上げられることに対し、統計検定2級では公式テキストの役割は3級までとは違っているようです。
僕は2023年度に統計検定1級を受けています。
この時に1級テキストも活用していましたが、それの2級バージョンという感じです。
なるほど!確かに言われてみれば3級→2級という自然さをあまり感じない雰囲気です。
ただし、僕のように統計検定1級までを見据えている方はかなり良い本に仕上がっている良書になっています。
あくまでも統計検定2級に合格するためには必要ではないというのが僕の考えです。
統計検定2級の過去問の勉強法はただ1つを意識するだけで良い
よし!じゃあ最新の年度から解いていきます!
それは1番やってはいけない作戦です笑
統計検定2級の過去問で2021年度の過去問はずば抜けて難しいです!
そのため、新しい年度から学習していくと挫折しますのでご注意ください。
そんなぁ。でも解き始める前に知れて良かったです笑
まだ他にもポイントはあります。
統計検定2級の過去問の学習法にはある1つの目標があります。
2011年度〜2015年度の過去問を意味を理解しながら学習できれば確実に合格できます。
その完成度を狙っていきましょう。
過去問の意味を理解しながらということは、
本番の試験では過去問を捻られても解けるかな?というメッセージをとても感じたためです。
統計検定2級に合格することを目標とする場合は、過去問を学習する際に次の2点を意識して学習を進めましょう。
①なぜその解き方になるのか?を意識する。
②2011年度の過去問から解きはじめて問題慣れをする。
統計検定2級の過去問pdfと解説
統計検定2級をpdf形式で勉強したいです!
本番がcbtなのでその気持ちはわかります。
ただし過去問を通して学習する場合は余白に公式やヒントを書き込める紙媒体の本をおすすめします。
先ほど解説しました通り、統計検定2級に合格するためには古い過去問から順に解いていくことにより問題慣れをしていくことが超大事だとお話ししました。ここでは過去問のリストをまとめましたので公開いたします。
ありがとうございます!探す手間が省けて嬉しいです。
2011年の過去問
2012年〜2014年の過去問
2015年~2017年の過去問
2018年~2021年の過去問
特に2012〜2014年の過去問には統計検定準1級のサンプル例題も入っているので貴重です。
cbt対応の過去問は買っていなかったですね。なぜでしょうか?
cbt形式の過去問はPBT時代の過去問と被っている問題が多かったためです。大事なのはPBTの過去問を理解することです。
次に各年度の過去問を通しての注意点を説明します。
統計検定2級が難しいと言われる理由
このデータからも分かるように2021年度は別格の難易度です。
くれぐれも新しい年度から過去問学習を行わないでくださいね!
おそらく、統計検定2級は難しい!と感じている方の中には2021年度の問題がパッと目に入ってしまい、これは無理!という先入観を持たれてしまうことがあるかも知れません。
先ほども注意しました統計検定2級の公式参考書が難しいということも理由の1つだと考えます。
しかし実際の統計検定2級の難易度は統計検定3級から自然に接続できる難易度です。
でも範囲が広がってますよ!数学的な内容も不安です。
統計検定2級に必要な数学力
統計検定2級に合格するために大学生の微分積分や線型代数を必死に学ぶ必要はありません。
え?そうなんですか?!
はい。断言できます。過去問をすべて解いて実際の試験を受けた身からすると、最難関の2021年の問題でさえ合格には大学数学の深い知識は不要です。
統計検定2級に必要な数学力は高校数学で、しかも文系が学ぶ範囲がわかっていれば十分です。
なるほど!良いことを聞きました。
統計検定2級の公式参考書にあった数多くの数式を見て萎えましたが、実態は異なるのですね。
統計検定2級に優秀成績賞で合格してわかった勉強時間と学習手順のまとめ
まずどうしてもお伝えしたいことは申し込みに関する注意点です。
統計検定2級の申し込み
申込は会場のルールに従ってきちんと行いましょう!
僕は統計検定3級の時にミスをしてしまい関係者の方にご迷惑をお掛けしました。
そのようなことがないようにしましょうね!
統計検定2級の勉強時間
ネットでよく見かける何時間という表記を鵜呑みにしないようにしましょう!
前提知識などが異なるので、人ぞれぞれだと思ってマイペースでがんばりましょう!
僕は結果的には統計検定3級に合格した1週間後に統計検定2級に合格できましたが、勉強時間は1週間という感じではありません。過去問に費やした期間が1週間です。
過去問に取り組む時間と年数が長ければ長いほど統計検定2級の合格は確実になってきます。
統計検定2級の直前に見直すのはチートシートです!
ネットでチートシートと検索すればすごい方が書かれたシートが発見できます。うまく使うと効率が上がります!
または過去問でミスした問題の復習リストや一言コメントなどを見返すのも十分効果的です。
統計検定2級では回帰分析などを理解できているか?に関する質問(計算はなく意味を問われる)も過去問で聞かれています。
過去問は大事なので、ミスした箇所を直前に復習できると心強いですね!
なるほど!まさに自分だけのチートシートを作るという感じですね!
本番では時間制限に注意しましょう!
統計検定2級のcbtで最も気をつけることは問題量の多さです。
実際は変わらないのですが過去問と比べて時間に追われる感じがします。
このことを意識して、過去問学習に慣れてきたらきちんと90分で解く練習もしていきましょう!
飛ばす問題の判断は自分ルールを作っておきましょう!
たとえば最大で3分考えて???な場合は一度飛ばして最後に戻りましょう。
統計検定2級の過去問に直結する参考書
最後に僕が実際に行った過去問演習の学習関連に関して役立つ参考書を紹介していきます!
統計検定2級は過去問が大事ですが、意味も分からずに過去問を暗記しても本番では太刀打ちできない問題が出ます。
最後に過去問を解くために必要になる場合の参考書を紹介します。
おそらく最も統計検定2級の前段階に適した参考書で、数学検定1級の2次検定の統計問題にも対応可能です。
とにかく説明が丁寧でよくまとまっている完成度だと感じます!
僕がいちばん最初に購入した統計学の本はこの本です。今でも大切に保存しています。
アクチュアリー数学界隈でも有名な本です。
本書は確率分布がなぜそのような形になるのか?推定や検定ってどういうこと?などがめちゃくちゃ分かりやすく書かれています。
注意点として本書の最後の章は章はコピュラという統計検定2級(1級でも)範囲外の箇所が登場し一気に難易度が上がります。
リスク本を購入する方は、ラストの章以外を勉強する!というイメージでOKです。
統計検定2級界隈で最も有名な本『赤本』です。
2級公式テキストをとても分かりやすく噛み砕いた内容になっています。
この本を推すブログが多いですよね!私も本屋さんで見ました!
東大出版の本ですが、解析入門(超難しい本です)とかと違うのでご安心ください笑
表頭や表側から説明してくれている丁寧な作りの本です。
難易度順ではマセマ<リスク(最終章除く)<赤本
過去問対応順ではマセマ=リスク<赤本です。
最後に統計検定2級に合格するための大まかな流れを整理します。
まずは統計検定2級の過去問を古いのから買ってみる。
次に過去問が難しかったら『赤本』などを調べてみる。
過去問は意味を理解しながら90分間に慣れていく。
本番直前にはチートシートを確認する。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
統計検定2級を受験する方を応援しています。頑張れ!!